囲碁ルール考 (塚本惠一提案) 2003(平成15)年8月23日~8月27日 第1回 (8/23) 囲碁のルールは最初から成文化されたものではなく、3大ルールである、交互着手、石取り、劫が口伝されて定着してきたものです。近年の囲碁ルール研究は、そのようにして形成された慣習を成文化することが第一の目標でした。 それらの中には、交互着手に反するような「パス」という概念など、普通の碁打ちには意味を理解しがたいものも含まれています。 また、世界に眼を向ければ、日本の囲碁と異なる中国ルールなどが実施されています。いや、日本においても色々な規約が考えられてきたことは管理人さんの労作であるこのHPでお分かりいただけることと存じます。 それらの色々な囲碁ルールについて、何故そのような規定をするに至ったのか、という目的を説明したものは少ないように思います。ルール制定者の意図を推し量るのは困難ですが、残さ..